人材コーディネーターは、人手が欲しい企業とそこで働きたい人を繋ぎ、業界内での人員充足に向けて重要な役割を果たします。そんな人材コーディネーターは、どのようなキャリアパスを辿るのでしょうか?気になる年収も合わせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
人材コーディネーターとはどんなお仕事なのか知りたい方は、以下のリンクをご覧ください!
人材コーディネーターとは?仕事内容・なる方法・必要なスキルは?
目次
人材コーディネーターは未経験でもスタートできる!
人材コーディネーターは、就職するにあたって必要とされる特別な資格がなく、未経験からでもスタートできるお仕事です。一日を通して人と関わる業務が多く、求職者の方はもちろんクライアントとなる企業とも密接に関わるため、働きながら幅広い対人スキルや能力を磨くことができます。
人材コーディネーターになるために必要な資格はありませんが、持っていると役立つ資格がいくつかあります。いずれか一つでも取得しておけば、将来的にキャリアアップを目指して転職を考えた時にも役立つでしょう。
持っていると役立つ資格
- キャリアコンサルタント
- キャリアコンサルティング技能士
- 各種カウンセラー資格
キャリアコンサルタントは、働く人の職業選択や能力開発・向上に向けて、指導やアドバイスを行う専門家です。2016年に民間資格から国家資格となり、筆記試験と実技試験の両方に合格するとキャリアコンサルタントを名乗ることができます。キャリアコンサルティング技能士は、優れたキャリアコンサルティング技能と知識を持っていることを証明する国家検定です。
それぞれどんな資格なのか詳しく知りたい方は、以下のリンクもご覧ください!
また、人材コーディネーターには、登録スタッフのフォローや求職者の方の相談に乗ったりといった大切な役割もあります。カウンセラーの資格を持っていれば実際の業務にも役立ち、人材コーディネーターとして大きな強みとなるでしょう。以下の記事では、比較的取得しやすいものを紹介しているので、興味のある方はぜひご覧ください!
カウンセラー資格は人材コーディネーターとしての採用に有利。取得しやすい5つをご紹介
人材コーディネーターのキャリアパス
ここでは、人材コーディネーターのキャリアパスとして一般的なものを紹介します。
①リーダー職
人材コーディネーターとして一定の経験を積んだら、チームやエリアの人材コーディネーターをまとめるリーダーポジションにステップアップします。リーダー職は「メンバーをまとめ、全員で成果を出す」ことが主な役割です。現場での業務を続けながらメンバーそれぞれの充足率や売上を管理し、まとめ役として活躍します。
主な業務内容、役割
- 人材育成、サポート
- チームの統率
- チームの売上管理
リーダー職では、現場での業務や実績だけでなく、チームのメンバーや周囲と連携する力が必要です。チーム内のコミュニケーションを円滑にし、メンバーの強みを活かすことが求められます。リーダーは、個々のモチベーションを引き出し、協力し合う環境を作ることで、さらなる売上向上に向けてチームを引っ張る存在として中核を担います。
②マネージャー職
リーダーとして成果を上げた後は、マネージャーへの昇格を目指します。この役職では、これまでよりも広い視点でチーム全体を統括する力が求められ、個人よりもチーム全体の成果が重視されます。
主な業務内容・役割
- 経営層と現場をつなぐ
- チームの目標設定と方向性の明確化
- 目標達成に向けた計画の策定、サポート
- 業務の進捗管理
- チームの活性化
- メンバーへのフィードバック
マネージャーになると、基本的には現場で活躍するよりも、チームの運営・管理、現場で働くメンバーのサポートに回ります。会社全体の目標に合わせてチームが達成すべき目標を明確にし、目標達成に向けた具体的な行動計画を立てることが重要なお仕事です。
また、メンバーへの働きかけや育成も行います。成果を上げられるような環境を作り、スキルアップやキャリア形成をサポートすることもマネージャーの大切な役割です。
③事業部長
マネージャーとしてさらなる経験を積むと、事業部長として事業部全体の運営や戦略の立案、管理を任されます。事業部内での最終的な決定権を持ち、これまでよりも大きな責任のある立場となります。
主な業務内容
- 事業部全体の運営、管理
- 事業戦略の立案、実行
- 新規クライアントの開拓
- リスク管理
- 業績評価と経営陣への報告
事業部長は、現場だけでなく経営視点で業務を遂行し、事業部の成長をリードする役割を担います。会社全体の目標や方針を理解し、事業部の戦略を策定・実行する判断力が求められます。また、売上や利益の目標を達成するために、部門間の連携を強化し、メンバーを指導するリーダーシップも必要です。さらに、事業の潜在的なリスクを予測し、事前に対策を講じることで、安定した運営を実現する力も欠かせません。
人材コーディネーターの年収はどれくらい?
人材コーディネーターの年収は、平均で300〜500万円と言われています。働く企業の利益率や規模、扱う人材、分野、さらに雇用形態や地域によって、年収に幅が出やすいことが特徴です。
ここでは、地域ごとの平均年収と、雇用形態ごとの時給を紹介します。
年収が最も高い地域は「甲信越・北陸」である一方、派遣とアルバイトの時給はともに「関東」がトップとなっています。
地域 | 年収(万円) | 派遣時給(円) | アルバイト時給(円) |
北海道・東北 | 380 | 1,251 | 1,200 |
関東 | 387 | 1,440 | 1,275 |
甲信越・北陸 | 402 | 1,248 | 1,200 |
東海 | 382 | 1,218 | 1,201 |
関西 | 384 | 1,375 | 1,233 |
四国 | 367 | ー | ー |
中国 | 384 | 1,223 | ー |
九州・沖縄 | 344 | 1,218 | 970 |
参考:求人ボックス給料ナビ「人材コーディネーターの仕事の年収・時給・給料」
一般的には、派遣・紹介する人材の年収の30%が企業側に入る報酬とされています。そのため、医療やIT業界などの高年収の人材を扱う企業では、人材コーディネーターの年収も高い傾向にあります。ただし、人材コーディネーター側にも高度な専門的知識や能力が求められるため、相応の努力が必須です。
また、基本給に加えてインセンティブや役職手当、資格手当を付与している企業も多く、昇格に合わせて昇給するケースもあります。働く企業と自身の頑張り次第では、大幅な年収アップが期待できるでしょう。
人材コーディネーターは努力次第でキャリアアップを目指せる!
今回は、人材コーディネーターのキャリアパスについて解説しました。
人材コーディネーターとして独り立ちし、ある程度の成果を出すとチームを引っ張るリーダーへ、さらに経験を積めばチーム全体を管理・統括するマネージャーへとステップアップしていきます。この経験からマネジメント能力を向上させることができれば、事業部長といった管理職への昇格を目指せます。リーダーやマネージャーとは違って会社全体の方向性を意識しながら業務を行うため、より大きな責任が伴いますが、これまで培ったスキルを最大限に発揮できるポジションです。
弊社バリュースタッフでも人材コーディネーターを募集しており、ここで紹介したように、日々の努力と経験を積むことでキャリアを築けます。興味のある方は、ぜひ以下のリンクをチェックしてみてください!
- 22 記事
- 13 記事
- 6 記事
- 60 記事
- 9 記事