【図解】自己PR・強み・長所の違いは? 回答例まで徹底解説!

自己PR 強み 長所 違い 回答例

就職活動の面接で、

「あなたの長所を教えてください」
「あなたの強みはなんですか?」
「自己PRをしてください」

などの質問を何回もされたことがあるのではないでしょうか?

自己PR」「強み」「長所」の3つにはどのような違いがあるのか、同じような内容で答えていいのかと悩んでいる方も多いのではないでしょうか? 今回は、これら3つの意味の違いとそれぞれの回答のポイントについて徹底的に解説していきます。記事を読んで違いを理解し、今後の面接やESに役立てていきましょう!

自己PR・強み・長所 それぞれの意味の違い


それぞれの意味の違いを理解して、適切に答えられるようにしましょう!

①「強み」と「自己PR」の違い

強みとは「企業に直接利益を生み出す能力や経験」のことです。

一方、自己PRとは「自身の強みやこれまでの経験・努力が企業にどのようなメリットをもたらすのかを売り込む行為」です。

つまり、強みとは企業に自己PRをする際の素材となるもので、「自身の強み+その強みを裏付ける経験のエピソード」を企業に魅力的に伝える行為が自己PRです。

企業から「強みは何ですか?」と聞かれた場合でも「自身の強み+その強みを裏付ける経験のエピソード」を答えることになるため、強みと自己PRの回答例には明確な違いがないというわけです。

どちらにしても企業に「この子を採用したらこんなメリットがあるな」と理解してもらうことが必要になります。そのため、採用側の視点を意識しながら、具体的な貢献できる内容を相手が納得できる形で伝えることが非常に重要となります。

企業から自己PRや強みを聞かれた際は、企業が求める人物像に沿った直接利益をもたらす自身の能力や経験について答えましょう!

②「長所」とは、自身の優れている性格や人柄

前述のように、強みと自己PRの意味には違いがありますが、回答内容に関しては明確な違いはないことを説明しました。

それでは、「長所」にはどういった違いがあるのでしょうか?

長所とは「企業に直接利益を生むことはないが、仕事をするうえで活かせる他社よりも優れている自身の性格や人柄」です。長所の中でも企業に直接利益をもたらす自身の能力や経験が強みであるため、長所と強みでは意味が異なります。

長所も強みと同様に、自身の魅力を企業側に伝える際の素材となります。具体的には、協調性や責任感、向上心などがあります。

そのため、企業から「あなたの長所を教えてください。」と聞かれた際は「自身の優れている性格や人柄+その長所を裏付ける具体的なエピソード」を答えるようにしましょう。

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自己PR、強み、長所のそれぞれの回答するときのポイント


自己PR 強み 長所 回答例 ポイント

ここでは具体的な例を交えながら、自己PR、強み、長所についてより分かりやすく説明していきます。

①自己PR

自己PRとは先ほども説明したように、自身のこれまでの経験や努力がどのように会社で活かせるのかをアピールする行為です。そのため、企業側はその就活生が自社で活躍できるのかどうかを判断したいわけです。

企業の採用人事の印象に残るよう、フレームワークに沿ってイメージしやすい自己PRを作成していきましょう。

【自己PRを述べる際の基本フレームワーク】

(1)結論会社に貢献できる自身の能力や強み、経験等
(2)根拠となる出来事(1)を裏付ける出来事の内容
(3)目標と課題経験した出来事のなかでの目標や直面した課題
(4)取り組んだこと課題に対してどのように行動したか
(5)結果や成果行動した結果や得られた成果
(6)学びその経験から何を学んだのか、なぜその強みを重視しているのか
(7)今後の活かし方どのように入社後に貢献していくのか、豊富等

自身の強みを活かした場面をより具体的に述べることで、企業側が活躍するイメージがより鮮明になります。

【回答例】

私は「継続は力なり」という言葉を誰よりも体現している自負があります。どんな困難や失敗に直面しても、諦めずに徹底的に改善を繰り返し、御社の顧客からの利益向上に貢献します。 ・・・(1)

この強みは、大学時代のバスケ部の活動で発揮されました。・・・(2) 

私はシューターというポジションをしていましたが、体が小さいためゴール下での勝負は難しいという課題に直面していました。 ・・・(3)

チームで活躍するシューターになるという想いから、外からのシュートで援護射撃をするのが適任だと感じました。そこで、自分のシュート率を上げるために、毎日練習後に150本のシュート練をしたり、体が小さいことを活かした動き方の研究を3年間やり遂げました。 ・・・(4)

その結果、試合での3ポイントの成功率はチームトップになることができました。 ・・・(5)

辛くても諦めずに改善策を見出し、継続した先には素晴らしい景色があるということを経験しているからこそ、様々な試練に挑戦し続けたいと思っています。 ・・・(6)

貴社でも、商品開発において直面した課題や粘り強く立ち向かい、与えられた役割をこなし、会社の利益に貢献できるような主力商品を作り上げていきます。 ・・・(7)

②強み

企業側はより端的に就活生の優れた点を知りたいため、なるべく簡潔にまとめることを心がけましょう。

また、会社が求める人物像にあった強みを伝えることがポイントです。

【強みを述べる際の基本フレームワーク】

(1)結論自分の強み
(2)根拠具体的なエピソード
(3)今後の活かし方入社後どのように活かしていくか

【回答例】

私の強みは大学の留学で得た英語力です。・・・(1)

TOEICでは800、英検では1級を所持しています。大学在学中にカナダに1年半留学していました。留学先の授業ではディスカッションをする機会が多く、他国籍の学生と英語でコミュニケーションを取っていました。・・・(2)

御社でも、この英語力を使い、より多くの取引先と円滑なコミュニケーションを図り、海外進出に貢献していきます。・・・(3)

③長所

長所とは前述のとおり、会社に直接利益を出す機会は少ないが仕事をしていく上で活かせるポイントのことです。長所を聞かれた際は、自分が思う自分自身の良いところを伝えましょう。

【長所を述べる際の基本フレームワーク】

(1)結論自分の長所
(2)根拠具体的なエピソード
(3)今後の活かし方入社後どのように活かしていくか

【回答例】

私の長所は柔軟性があることです。・・・(1)

私は大学時代、塾で講師のアルバイトをしていました。授業をする際、マニュアル通りにこなすと科目に対して興味が湧きづらく、つまらない授業になってしまうと思い、生徒のためにならないと判断しました。生徒が普段どのように勉強していて、どんな授業が身になるのかを聞き、自分なりの授業スタイルを確立していきました。・・・(2)

その経験を活かし、貴社でもお客様の立場に立ち、顧客のニーズを汲み取りながら信頼関係を築きあげていきます。また、急な状況の変化にも臨機応変に素早く対応していきます。・・・(3)

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まとめ


以上が「自己PR」「強み」「長所」の違いとそれぞれの答え方のポイントでした。

自分の答えに一貫性を持たせることによって、より説得力が増します!

これら3つの違いを明確に理解して、企業に自分自身をアピールできるように念入りに準備を行い、柔軟に回答出来るようにしておきましょう!

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