ホテルの客室清掃と聞くと大変そうだと思う方が多いのではないでしょうか。
今回はホテルの仕事の一つである客室清掃について、働き方や待遇、将来性を解説していきます!
客室清掃について詳しく知りたい方はこちら!
客室清掃とは? その定義や向いている人の特徴をご紹介!!
目次
客室清掃の働き方はさまざま

まずは、客室清掃の働き方について、仕事内容や休日、残業時間をご紹介します。
客室清掃の主な仕事内容
客室清掃の主な業務内容は、ホテルや旅館の客室を清潔で快適な状態に整え、宿泊客が気持ちよく過ごせる環境を提供することです。以下のような作業が含まれます。
主な業務内容
- ベッドメイキング:シーツや枕カバーの交換、布団の整頓
- 清掃:床や家具の拭き掃除、掃除機がけ
- バスルームの清掃:浴槽、シャワー、洗面台、トイレの掃除と消毒
- アメニティの補充:タオル、歯ブラシ、シャンプーなどの備品の補充
- ゴミの回収:客室内のゴミを回収し、新しいゴミ袋を設置
- 忘れ物がないか確認
客室清掃は、基本的には1人で一室を担当し、30〜40分程度かけて行います。ホテルの印象を左右する重要な業務であるため、細かい気配りと丁寧な作業が求められます。
詳しい業務内容や1日の流れを知りたい方は、以下のリンクもご覧ください!
客室清掃の休日
正社員の場合、土日や祝日が忙しくなる仕事のため、シフト制の場合が多く、基本的に休みは平日になります。決まった休みはないですが、その分好きな日に休み希望が出せるというメリットもあります!アルバイトの場合、週2~OKや、1日2,3時間~OKなど、短時間から働くことができる場合もあり、授業の合間に働いたり、他のアルバイトとの掛け持ちをしたりすることもできます。
客室清掃の残業時間
また、客室清掃は日中に業務が集中し、お客様がチェックインされた後は掃除をすることができないため、基本的に残業はありません。定時に帰れることが多いため、働きやすい環境が整っていると言えるのではないでしょうか。

客室清掃の年収は?

客室清掃の年収や時給は雇用形態によって異なりますが、正社員の平均年収は348万円です。国税庁の令和5年分民間給与実態統計調査によると、日本の平均年収は460万円と言われているため、約100万円ほど下回っています。
正社員平均年収 | 派遣社員平均時給 | アルバイト平均時給 |
348万円 | 1,223円 | 1,148円 |
参考:求人ボックス給料ナビ「ハウスキーパー関連の仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)」
さらに、地域ごとの平均年収と雇用形態ごとの時給を紹介します。
年収・時給ともに、関東が最も高い水準となっています。
地域 | 年収(万円) | 派遣時給(円) | アルバイト時給(円) |
関東 | 353 | 1,293 | 1,199 |
近畿 | 346 | 1,151 | 1,149 |
その他 | 349 | ー | 1,053 |
関東の中でも平均年収、派遣の時給は東京都が最も高いですが、アルバイトの時給は神奈川県がトップとなっています。
地域 | 年収(万円) | 派遣時給(円) | アルバイト時給(円) |
東京都 | 369 | 1,358 | 1,198 |
神奈川県 | ー | ー | 1,200 |
埼玉県 | 342 | 1,260 | 1,198 |
千葉県 | 349 | 1,261 | 1,198 |
他の業種と比較すると決して高い数字とは言えませんが、年収はホテルや雇用形態によって大きく変わるので、高時給で働きたい方は自分に合ったホテルと働き方を選びましょう。また、スタートの月給が低めでも、資格を取ったり、研修を受けたりすることで昇格や昇給のチャンスもあります!
資格例
- ホテル実務技能検定試験
- ホテルビジネス実務検定
- ビルクリーニング技能検定
- 第2種衛生管理者 など
研修
- 清掃作業従事者研修 など
弊社バリュースタッフでは、未経験でも月給25万円からスタートできる客室清掃の募集を行っています。上記のビルクリーニング技能検定や第2種衛生管理者の資格バックアップ制度もあるので、ぜひこちらからチェックしてみてください!
また、アルバイトで働く場合は、東京都内では時給1200円~1400円が多く、最低賃金を大きく上回っています。これは、ホテルでのアルバイトは体力が必要であり、かつマナーが厳しいことやスピード感が求められることが理由だと考えられます。大変な部分もありますが、高時給で働けて自分のスキルを磨けるのでおすすめです!
弊社バリュースタッフではアルバイトの募集も行っています!詳しくはこちらから↓
客室清掃の福利厚生は?

客室清掃の一般的な福利厚生について紹介していきます。
主な福利厚生
- 社会保険完備
- 有給休暇
- 交通費支給
- 昇給
- 賞与
- 制服貸与
- 退職金制度
- 健康診断
- 資格援助制度
- 研修有り など
このように、客室清掃の福利厚生は比較的充実しています。
休みが取りにくいというイメージがあるかもしれませんが、ホテルによっては年間120日の休みが設定されているところもあるなど、自分に合った働き方を探しやすい職業になっています。
客室清掃の将来性は?

時代の流れに沿って職業への需要や働き方が変化していきますが、客室清掃はどう変わっていくのかを解説していきたいと思います。
①不景気でも大丈夫!
掃除はどんな場所でも必要なものです。そのため、ニーズが大きく減ることは考えにくく、その面では安定した職業といえます。
②AIに変わる可能性が低い!
掃除をしてくれるロボットの登場など、AI技術が発展していますが、ロボットができるのは部分的な掃除のみ。そのため、客室清掃を全てロボットが行うという可能性は低く、そういった意味でも需要が安定しているでしょう。
③就職しやすい!
ホテル業界では常に人手不足の状態となっています。新型コロナウイルスが落ち着いて外国人観光客が増えていることや、少子高齢化が主な原因です。感染症などの影響で宿泊業が停滞しても、人手不足が解消されることはほとんどありません。そのため、需要が大きく、就職しやすい業種であるといえます。
④外国人の方も働きやすい!
サービス業と比較して接客の機会が少ないため、日本語の苦手な外国人でも働きやすい環境だといえるでしょう。また、2023年に入管法が改正されたことも外国人を雇いやすい環境の要因の一つです。
入管法とは…
正確には出入国管理及び難民認定法といい、日本に入国・出国・在留する全ての外国人の在留の公正な管理を図るとともに、難民の認定手続きを整備することを目的とした法律です。
2023年に変更した点は、特定技能に関してです。特定技能には1号と2号があり、1号で5年間満了したら2号に移行でき、永続的に働くことが可能という仕組みになっています。1号の取得には技能と日本語の試験への合格または技能実習を受けていること、2号の取得には技能試験への合格と実務要件を満たすことが必要となります。以前は宿泊業は1号の対象でしたが、2023年の改正により、2号の対象分野になりました。これによって今までは宿泊業で働けるのは最大で5年間のみでしたが、試験に合格すれば期間無制限で働き続けることができます。

客室清掃は安定した職業

今回は、客室清掃の働き方について紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
給料相場は少し低いですが、ホテル選びに力を入れることやスキルをつけて昇格することで高時給で働くことができます!また、福利厚生が整っていたり需要が高まっていたりと、安定した職業といえるのではないでしょうか。
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