ホテル業界でよく使われる「インスペクション」という言葉ですが、具体的にどのような作業を指すのか知らないという方も多いのではないでしょうか。
インスペクションは、客室清掃が終わったあとに行われる最終確認作業であり、ホテルの印象や評価にも大きく関わる重要な工程です。多くのホテルでは客室清掃の責任者が行います。
この記事では、ホテルのインスペクションの基本から、具体的な作業内容、求められるスキルまでを分かりやすく解説します。
そのほかにも、客室清掃責任者にはさまざまな仕事があります。詳しくは以下の記事で紹介しているので、合わせて読んでみてください!
客室清掃の責任者とは?仕事内容や向いている人をご紹介!
目次
ホテルのインスペクションとは?

ホテルのインスペクションとは、客室清掃が完了したあとに行う最終確認作業のことです。お客様をお迎えする前に、部屋がきちんと整っているかを確認します。インスペクションを担当するスタッフは、客室清掃の責任者が行うことが多く、「インスペクター」と呼ばれることもあります。
たとえば、ベッドがきれいに整えられているか、水回りに汚れや髪の毛が残っていないか、アメニティがそろっているかなどを一つずつ見ていきます。においや汚れの見落としがないかなど、細かな点にも目を配ります。
見た目がきれいなだけでなく、気持ちよく過ごせる状態になっているかどうかを確認することがポイントです。
インスペクションは、次のお客様がチェックインするまでの限られた時間の中で行われるため、スピードと丁寧さの両方が求められます。ホテル全体の印象や評価にも関わる工程であり、「安心して過ごせる客室」であるかどうかを最終的に判断する役割を担っています。
ホテルのインスペクションのチェック項目は?

インスペクションには、ホテルごとにマニュアル、チェックシートが作成されていて、それをもとに作業を進めていきます。チェックシートの項目は50~100個ほどあることが多く、以下のように細かい部分まで確認していきます。
以下の記事では、客室清掃の仕事を効率良く進めていくコツを紹介しています。ぜひあわせてご覧ください!
客室清掃のコツは?早く仕上げるためのポイントや1室にかかる時間を徹底解説!
客室ドア
・ドアスコープはくもっていないか
・ドアチャイムは作動するか
・ルームナンバーの表示に汚れがないか
・ドアストッパーが正しい位置にあるか
クローゼット
・開閉時に異音がないか
・忘れ物がないか
・ハンガーの数や種類はそろっているか
水回り
・壁面に手垢や汚れがないか
・拭いた形跡や黒ずみがないか
・髪の毛が落ちていないか
客室全体
・ベッドのシーツにシワがないか
・アメニティがそろっているか
・電化製品が正常に動作するか
・カーペットに汚れや破損がないか
他にもチェック項目がたくさんあり、効率よく行うためには経験やスキルが必要です。

インスペクションに必要なスキルとは?

ここでは、インスペクターとして活躍するために欠かせないスキルについて見ていきましょう。
①観察力
部屋の状態を見て細かなチェックを行うため、部屋の隅々まで見る力が必要となります。小さなほこり、1本の髪の毛、ちょっとした傷などを見逃さないようにすることが大切です。そのため、完成された部屋と目の前の部屋の違いをすぐに見抜けるようになると、効率よく作業ができるでしょう。
②計画性
チェック項目が多いため、ドア付近や水回りなど場所ごとにチェックをするか、ほこりや髪の毛を取る作業、破損がないかの確認など同じ作業ごとにチェックを進めていくかなど、自分に合った方法で計画を立ててから実行していくと、効率よくインスペクションを行うことができます。そのため、計画を立てるのが好きな人や計画を立てることが習慣づいている人にピッタリなお仕事です!
③正確性・スピード
1日に確認する部屋が多いため、短時間で行わなければならないのはもちろんのこと、漏れなくチェック項目を満たせるよう、正確に行う必要があります。まずは正確にできるようにし、その後スピードを意識してできるとよいでしょう。正確に、かつスピード感を意識して仕事をすることにやりがいを感じられる人には向いているお仕事です!
インスペクターとチェッカーの違いとは?

チェッカーとは
チェッカーとは、インスペクターと同様、客室清掃員が清掃した部屋の点検(チェック)をするスタッフのことをいいます。
インスペクターとチェッカーの違いは?
インスペクターが清掃した全ての部屋の点検をするのに対し、チェッカーは清掃した部屋の一部をランダムでチェックします。点検する部屋数が少ない分、より丁寧に点検を行います。
例えば、浴室の点検をする際に、実際にバスタブに入って点検をするなどです。これによってお客様の目線に立って見ることができ、バスタブの底や側面にある小さな汚れにも気づくことができます。
ホテルの客室数やランクに応じて、インスペクターのみ、インスペクターとチェッカーの両方がいるホテルに分けられます。インスペクションに力を入れているホテルや高級ホテルでは、インスペクターとチェッカーの両方がいる場合が多いようです。また、インスペクターのことをチェッカーと呼ぶホテルもあります。
インスペクターやチェッカーになるには?
インスペクターとチェッカーの仕事内容は重なる部分が多いですが、チェッカーを経験してからインスペクターになることが一般的です。客室清掃員には未経験でなることができますが、チェッカーになるためには客室清掃などの清掃経験があることが必須となり、また、インスペクターには、客室清掃やチェッカーの経験を10年以上積んでからなる場合が多いです。

インスペクションは細かい作業の積み重ね

客室清掃の責任者が行うインスペクションについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか。インスペクションは細かいチェックの積み重ねで、部屋を完成させたときに大きなやりがいを感じることができるお仕事です。
弊社バリュースタッフでは客室清掃の責任者の募集を行っており、実際にインスペクションを経験することができます。興味がある方は以下のリンクからチェックしてみてください!
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