Webマーケターの仕事に興味を持っている方の中には、「何か資格を取らなければいけないのだろうか?」「活かせる資格があるならぜひ取りたい!」と考えている方も多いのではないでしょうか?
結論から言うと、Webマーケターになるために必須の資格はありませんが、取得することで役立つ資格はいくつかあります。
今回は、Webマーケターの仕事に役立つ資格や取得するメリット、独学で勉強する方法についてご紹介します。
Webマーケターの仕事内容について知りたい方は、以下の記事をご覧ください!
WEBマーケターの具体的な仕事内容とは?求められるスキルについても解説!
目次
Webマーケターに資格は必要?
Webマーケターになるために、必ずしも資格を持っていなければいけないわけではありません。
実際に、資格を持たずに現場で活躍している人も多くいます。なぜなら、Webマーケティングの仕事は実践力が求められる場面が多く、知識だけでなく「集客できるかどうか」「数字を伸ばせるかどうか」が重視されるからです。
ただし、未経験からWebマーケターを目指す人にとっては、資格を通じて基礎知識を身につけたり、自分の学習意欲をアピールしたりできるという点で役立つことがあります。特に、転職や副業を考えている人にとっては、資格があることで「最低限の知識がある」という安心材料になるでしょう。
Webマーケターが資格を取得するメリット

Webマーケターとして働くうえで、資格が絶対に必要というわけではありませんが、取得することで得られるメリットは多くあります。特に、これから業界に入ろうとしている人や、スキルの幅を広げたいと考えている人にとっては、資格が大きな後押しになります。
ここでは、Webマーケターが資格を取得することで得られる3つのメリットを紹介します。
①実務に役立つ知識が身につく
Webマーケティングの資格は、広告運用やSEO、アクセス解析など、現場で使える知識を体系的に学べるように設計されています。独学では見落としがちな基礎や、実務で直面する課題の理解が深まるため、すぐに仕事に活かせる力を身につけられることが大きなメリットです。
また、未経験者にとっては、現場で求められるスキルの全体像をつかむ手助けにもなるため、早い段階から活躍しやすくなるでしょう。
②スキルや知識をアピールしやすくなる
資格を持っていることで、「どの分野の知識があるのか」「どのくらいのレベルなのか」が相手に伝わりやすくなります。たとえば、Web解析士などは専門性を証明できるため、企業の担当者やクライアントからの信頼にもつながります。
特に経験が浅いうちは、自分のスキルを目に見えるかたちで示す手段として有効です。
③転職で有利になることがある
Webマーケターへの転職を目指す人にとって、資格は「基本的な知識があること」を示す材料になります。実務経験が少ない場合でも、学習意欲や業界理解の深さをアピールできるため、書類選考や面接で有利に働くことがあります。
また、企業によっては、特定の資格を歓迎要件として挙げているケースもあるため、応募の幅が広がるという点でもプラスとなります。

WEBマーケターに役立つ資格

①マーケティング・ビジネス実務検定
「マーケティング・ビジネス実務検定」は、マーケティングの知識やスキルを認定する民間資格です。
- 主催:国際実務マーケティング協会®
- 年4回実施
- A級・B級・C級がある
A級:マネジメント・戦略レベル
B級:オペレーション応用レベル
C級:オペレーション基礎レベル - 試験方法:筆記試験
- 受験資格:特になし
試験では、以下のような内容について問われます。
- マーケティング概念
- マーケティングコンセプト
- マーケティングリサーチ
- 市場細分化
- 消費者行動
- 流通チャネル戦略
- プロモーション戦略
- 実務ケース
- 時事問題
この資格を保持していることで、マーケティングに関する理論はもちろんのこと、仕事で役立つ実務知識や時事情報を習得していることを証明できます。
②ネットマーケティング検定
「ネットマーケティング検定」は、インターネットを活用したマーケティングに関する知識や方法論の保有度を認定する民間資格です。
- 主催:株式会社サーティファイ
- 年2回実施(2月、7月)
- 試験方法:リモートWebテスト
- 受験資格:特になし
試験では、以下のような内容が出題されます。
- インターネットの基礎知識
- マーケティングの仕組みや効果(広告、SEO対策、サイトの構成など)
- 関連知識(法規、コンプライアンスなど)
- 事例問題
WEB系の資格は開発者向けのものが多いですが、「ネットマーケティング検定」は、「マーケティングサイドに立った、体系的、網羅的に学習する本格的な検定」として作られました。
WEBマーケターに必要な知識やスキルを体系的に学びたい方には特におすすめです。
③ウェブ解析士
「ウェブ解析士」は、アクセス解析をはじめとするウェブ解析に関する知識とスキルがあることを認定する民間資格です。
- 主催:一般社団法人ウェブ解析士協会(WACA)
- 月2回実施
- 試験方法:オンライン(試験用システムMoodleを使用)
- 受験資格:特になし
試験では、以下のような問題が出題されます。
- WEB解析の知識、設計
- 事業戦略とマーケティング解析
- デジタル化戦略と計画立案
- インプレッションの解析
- エンゲージメントと間接効果について
- ウェブサイトの解析
ウェブ解析士の資格を取得することで、企業のWEBサイトやオンラインマーケティングの効果を最大化するための専門知識とスキルを証明できます。
WEBマーケティングの独学方法

① 書籍
WEBマーケティングについて学べる書籍は多数出版されており、初心者向けから専門的な内容まで幅広くカバーされています。
初心者の方は、サイトのデザインや開発、SEO(検索エンジン最適化)、コンテンツマーケティング、ソーシャルメディアマーケティングなどの領域について、書籍で学んでみてはいかがでしょうか。
②ブログやWEBサイト
WEBマーケティングについて豊富な知識やスキルを持つ専門家が、ブログやWEBサイトを通して情報を提供していることもあります。
最新のトレンドや手法についての情報が取得しやすいことが魅力です。定期的に更新される情報をチェックしてみましょう。
③オンラインコース
WEBマーケティングについて、基礎知識から応用までを学べるオンラインコースもあります。
「Udemy」や「Coursera」などのプラットフォームで様々なコースが提供されているので、自分に合ったものを選ぶとよいでしょう。
④オンラインコミュニティ
WEBマーケティングに特化したオンラインコミュニティやフォーラムへの参加もおすすめです。ほかの参加者の方やプロフェッショナルの方と、情報や経験を共有することができます。
⑤実践して学ぶ
学んだ知識やスキルを、実際のプロジェクトや個人のサイトなどで実践してみることも重要です。試行錯誤することによって、理論を実際の結果と結びつけることができます。
このように、WEBマーケティングはさまざまな方法で独学で勉強することができます。複数の方法をカスタマイズしながら、継続的に勉強することでスキルアップにつながるでしょう。
WEBマーケターは資格取得や独学でスキルアップできる!
今回は、WEBマーケターの仕事に役立つ資格、独学で勉強する方法について紹介しました。
特に未経験からWEBマーケターを目指したい方は、「マーケティング・ビジネス実務検定」「ネットマーケティング検定」「ウェブ解析士」の資格を取得することで、実務に関する知識があることを証明でき、就職活動でも自分の強みになるでしょう。
WEBマーケティングは、変化のスピードが速い業界でもあるので、自ら学ぶ姿勢を大切にしたいですね。

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