客室清掃はお客様が快適に過ごせるよう客室を清潔に保つスタッフです。ホテル滞在中に目にする機会は少ないですが、ホテルにとってはかけがえのない存在といえるでしょう。
そんな客室清掃が毎日行っている仕事や客室清掃の流れを今回は解説していきます!
目次
客室清掃の1日の流れは?
1日の流れ
まずは、1日の流れの一例を紹介します。
8:30~9:00 | 出勤 清掃リストの確認、朝礼 |
10:00 | 客室清掃、客室チェック |
14:00 | 在庫管理 (備品の在庫をチェックし、補充を行う) |
16:00 | 休憩 |
17:00 | 事務処理 (シフト調整、翌日のお客様の確認) |
18:00 | 退勤 |
1日の労働時間や出勤・退勤時間については一般的な会社員と同じような感じですが、10時~15時に業務が集中することから休憩を取るのが遅くなってしまうのが特徴といえます。
一見、毎日同じことをやっていて作業的なお仕事に見えますが、お客様ごとに、そして働く人によって業務の進め方が異なることが客室清掃という仕事の難しさでありやりがいにも繋がっています。
客室清掃の主な仕事内容とは?
①客室清掃
- 浴室、トイレ清掃
換気扇を上手く利用することで水滴が残らないようにするのがポイント! - ゴミの回収
- テーブルの拭き上げ
- 掃除機をかける
最後に全てのホコリを取るのが効率的!
②ベッドメイキング
- ベッド・布団をきれいに整える
体への負担が少なくなるよう、膝を立てて作業するなどの工夫も!
慣れてしまえば1つのベッドを5分ほどでできるようにもなります。
③備品の管理
- アメニティやタオルの回収、補充
- 備品を元の位置に戻す
- 備品に破損や不良がないかの確認
客室清掃の一般的な流れ
清掃の流れは人それぞれ合ったものがありますが、その一例をここでは紹介したいと思います。
<1部屋完成するまでの流れ>
ベッドメイキング
↓
部屋の清掃
↓
水回りの清掃
↓
トイレ掃除
↓
掃除機をかける
このような流れで客室清掃を行います。1室にかかる時間は30~40分が目安となっています。
弊社バリュースタッフのTikTokでは、実際に客室清掃をしている様子が動画で見れるので、ぜひこちらもチェックしてみてください!
客室清掃の仕事内容の分類
一般的な仕事内容や流れを紹介してきましたが、部屋の状態やお客様の状態・要望などによって仕事内容は変化します。
お客様の状態には以下のようなものがあります。
新規のお客様
部屋の利用が終了しお客様がお帰りになった場合のことで、次のお客様をお迎えするために客室をリセットします。仕事内容で紹介した客室清掃、ベッドメイキング、備品の管理を全て行うため、作業量が一番多くなります。
連泊中のお客様
同じお客様が2泊以上泊まられる場合のことです。お客様の所有物が置かれたままになっていますが、触れてはいけません。使用した形跡がある物には触れず、それ以外の水回りなどは通常通りの清掃を行います。清掃の都合上どうしてもお客様の物を動かさなければならない場合もありますが、その場合は作業後必ず元の場所に戻すようにします。
お客様の要望があった場合には、「エコ清掃」という簡易的な清掃のみになることもあります。エコ清掃とは、SDGsへの取り組みとして行われているもので、シーツ、布団カバーなどのベッドリネンや部屋着は宿泊中同じものを利用してもらい、タオル類の交換や消耗品の補充、部屋の清掃は通常通り行うというものです。
- 「Please Make Up」「Clean Up Please」の札が部屋にかかっている場合
→清掃をしてほしいというメッセージなので、エコ清掃を行います。 - 「Please Don’t Disturb」の札の場合
→起こさないでほしいというメッセージなので、部屋に入ることができず、清掃は行いません。 - その他要望があった場合
→当日の朝までに、ベッドリネンも変えてほしい、毎日通常通りの清掃を行ってほしいなどの要望があった場合は、要望に沿って客室清掃を行います。
客室清掃はお客様を思いやる気持ちが重要!
今回は客室清掃の仕事内容について解説してきましたが、理解度は深まったでしょうか?
客室清掃にとって大切なのは、お客様に快適に過ごしてもらいたいという気持ちやお客様の要望に応えたいといった気持ちです。
また、与えられた仕事をただこなすだけでなく、よりきれいに、より効率よく清掃する方法を自分で見つけ出していくことも重要になります。
そんな客室清掃に魅力を感じた方、一度挑戦してみたいという方はぜひ募集要項をチェックしてみてください!
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