この記事ではやりたいことが見つからない就活生のために、やりたいことを見つける方法として自己分析・仕事選びの軸の決め方について詳しく解説し、業界・企業研究の方法も紹介します。
目次
就活生がやりたいことを見つける方法
就活生が就活する上で一番多く悩むこと、それが「やりないことが見つからない」ということです。ですから「やりたいことがない」という就活生の方、そんなに深刻に考える必要はありません。「やりたいことがない」という就活生の方はまず自己分析を行いましょう。過去の経験や考え方を振り返って自己分析を行うことで仕事選びの軸をはっきりさせることが出来ます。またそれに加えて業界・企業研究も行うことで自分の入りたい企業を見つけやすくなります
自己分析でやりたいことを見つける
自己分析を行う時期
具体的にいつ自己分析を行う必要があるということはありません。自己分析は就活を通じて深めていくものです。業界・企業研究や面接を重ねていくことで新たな発見が生まれ、仕事選びの軸や自分自身の価値観に対する理解が深まるでしょう。新たな発見が生まれたら、その都度自分の考えを整理していきましょう。
自己分析の具体的な方法
手順① 「嬉しかったこと」「苦しかったこと」などのテーマに分けて自分の過去のエピソードを洗い出す
喜怒哀楽などのテーマに分けて、テーマ別に自分の過去のエピソードを洗い出してみましょう。この時、時系列順に書き並べていくことでエピソードを洗い出しやすくなります。
具体例:「頑張ったこと」
小学校 | 少年野球のチームに入り練習を頑張った |
中学校 | 高校受験の勉強を頑張った |
高校 | 文化祭の実行委員になって頑張った |
大学 | カフェのバイトを頑張った |
手順② 洗い出したエピソードについて掘り下げる
一つ一つのエピソードについて「なぜ?」と掘り下げることで、これまで気づいていなかった自分自身に関する新たな発見が生まれてきます。
具体例:「文化祭の実行委員を頑張ったということを掘り下げる」
”文化祭の実行委員を頑張った”
↓ なぜ頑張った?
”一緒に文化祭を作り上げたいと思う仲間がいたから”
↓ なぜ仲間がいることで頑張れた?
”実行委員会に友達が多くいて仕事をするのが楽しかったから”
↓ なぜ友達がいると仕事が楽しくなる?
”みんなで協力することができるから”
↓ なぜ協力することがいいことだと思う?
”みんなでチームになって頑張るのが好きだから”
↓ なぜそれが好き?
”みんなで一つ目標に向かうことで、目標を達成した時の達成感が大きくなるから”
一つのエピソードについてできれば5回ほど「なぜ?」と掘り下げるのを繰り返すと良いでしょう。こうして掘り下げていくことで自分自身の価値観が見えてきます。上の具体例の場合は「一緒に働く仲間を大切にしたい」「仲間と助け合って仕事をしたい」といった価値観でしょう。この掘り下げを手順①で洗い出した自分の過去のエピソード全てについて行い、比較することで共通した自分の価値観を見つけることが出来ます。
手順③ 自分の価値観から将来像を考える
自分の将来像は自分の価値観を元にして持つべきものです。将来像が価値観に合わないものだと、就職しても辛い思いをしながら働くことになります。自分の価値観から将来のことを考えてみましょう。
例えば・・・
自分の価値観が「みんなのリーダーになって仲間を引っ張りたい」という人は「起業して経営者になる」といった将来像を持つべきでしょう。また「自分のやりたいことを突き詰めたい」という人は「研究者になって自分の好きな研究をする」といった将来像を持つのが良いでしょう。
このようにすることで自分の「仕事選びの軸」が見えてきます。
自己分析ツールを利用するのも◎
自分一人で自己分析をするのは面倒だし大変だと思う方もいるかもしれません。そのような方には自己分析ツールを利用することをお勧めします。インターネット上にはたくさんの自己分析ツールが存在し、無料で使えるものや登録の必要がないものがほとんどです。5〜10分ほどで簡単に利用でき、細やかな分析をしてくれるものもありますのでぜひ活用してみてください。
業界・企業研究でやりたいことを見つける
「仕事選びの軸」がある程度決まったのに入りたい業界・企業が見つからない人や、自己分析を行っても具体的な「仕事選びの軸」が見えてこない人は幅広く企業をチェックし、途中から業界や企業を絞るという方法を取るのも良いでしょう。また、すでに志望する業界が決まっている人もその業界についての知識を深めるために行う必要があり、業界研究を通じて自分が抱いているイメージとの相違点を認識することができます。
業界・企業研究の方法
①業界地図を見て気になる業界を探す
業界地図とは企業の繋がりが一目でわかるものです。紙媒体で発行されているものもあればインターネット上で公開されているものもあります。業界地図を見て、業界規模や主要企業、トレンドなどを把握し自分の興味のある業界を探しましょう。業界地図には細分化された業界ごとの規模、動向、主要企業、各企業同士の関係性、各社の平均年収や平均年齢まで書かれているため、見るだけで業界の全体像を把握することができます。
②業界団体のホームページや新聞・ニュースから最新の情報を入手する
各業界の企業が加盟している任意団体のホームページや新聞・ニュースから最新の情報を入手できます。業界内の詳しい事情を狭く深く調査して把握しましょう。業界内の各企業の違いや、企業同士の関係、各企業の業績の推移などを調べることで、志望業界や志望企業を絞りやすくなります。また自己分析と照らし合わせ、自分が本当にいきたい業界・企業なのか考えることも重要です。
③合同企業説明会に参加する
合同企業説明会には多数の企業が参加し、採用担当者と直接やりとりすることが可能ですから同じ業界で複数の企業を比較することが可能です。ブースや社員さんの印象から会社の雰囲気を感じ取ることもできるため、注力している事業などの説明会の内容と合わせて比較してみましょう。
就活生がやりたいことを見つけるのは可能!
自己分析や業界・企業研究を繰り返すことでやりたいことを見つけることは十分に可能です。現時点でやりたいことが見つからず悩んでいる就活生の方も簡単なことから始めて納得のいく就活にしましょう!!
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